
――秘密の部屋――
ユカは大学2年生。黒髪に透き通るような肌、整った顔立ち。無自覚のまま男を惹きつける美しさを持っていた。
だが、ユカが本当に欲しかったのは、他の誰でもない。
彼――大学の非常勤講師・柊(ひいらぎ)だけだった。
それは最初から叶わぬ恋だったのかもしれない。
けれど、一度触れてしまったら、もう止まれなかった。
◇
「うちに来るか?」
そう言われたとき、ユカの心臓は跳ねた。
まさか、そんな誘いを受けるとは思っていなかった。
「いいんですか?」
「本を貸すだけだからな。」
柊は淡々としていたが、ユカにはわかっていた。
――先生も、私を意識してる。
それが、たとえ気の迷いだとしても。
◇
柊の部屋は、大学近くの静かな住宅街にあった。
シンプルな家具と、大きな本棚。
「座ってていいよ。」
ユカは言われるままにソファに腰を下ろした。
「コーヒーでいいか?」
「はい。」
小さな音を立ててコーヒーメーカーが動く。
漂う香りに、心が落ち着くはずだった。
……なのに、鼓動がどんどん速くなる。
――ここには、私と先生しかいない。
それが、現実感を奪っていく。
「先生。」
「ん?」
「私……ずっと先生のことが好きでした。」
言ってしまった。
柊は一瞬、動きを止める。
「……そうか。」
「ダメですか?」
柊はコーヒーを入れ終えたカップをテーブルに置き、少しだけ息をついた。
「ユカ……俺はお前の先生だぞ。」
「関係ないです。」
ユカは静かに立ち上がり、柊の前に立つ。
「ずっと、先生に触れたかった。」
柊の喉がわずかに動く。
「ユカ……」
その声が、かすれていたのを聞いた瞬間、すべてが決壊した。
ユカはそっと手を伸ばし、柊のネクタイに指をかける。
「先生も……本当は、私を求めてますよね?」
柊は何も言わなかった。
否定しなかった。
だから、ユカは目を閉じた。
次の瞬間、唇が触れる。
最初はただ、そっと重ねるだけのキス。
けれど、それはすぐに熱を帯びていった。
柊の手がユカの背中に回る。
細い体を引き寄せられ、彼の体温が伝わってくる。
唇を離した瞬間、互いの荒い息遣いが混じる。
「……ユカ。」
柊が躊躇うように名前を呼ぶ。
「先生……。」
ユカはもう迷わなかった。
この瞬間だけは、何もかも忘れたかった。
静かな部屋の中、熱が絡み合う。
それが何を意味するのか、どんな結末を迎えるのか――
ユカはもう、考えられなかった。
ただ、求めるままに、身を預けた。
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